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藻類が支える海のにぎわい〜屋久島の藻場はなぜ消えたのか

昨年度、自然や歴史、地域、文化など多彩な切り口から、屋久島の魅力をお伝えしてきた「オンラインアカデミー・屋久島大学」、皆様のご期待にお応えして、今年度のセミナーシリーズが始動します!

今回は、屋久島を囲う海の中の世界、「海藻」についてです。

屋久島と言えば、森。ですが、じつは森は陸のものだけではなく、海の中にも広がっています。その森の正体は、「海藻」といわれる植物で、「海藻の森」が、海のにぎわいを創り出しています。

しかし、今、海の中には大きな変化が生じています。気候変動が引き起こす水温上昇や、人為的な環境改変などにより、海の森が日に日に消失していっているのです。屋久島の海の森も、例外ではありません。陸の森と同じように、海の森がなくなれば、多くの生き物が生きていくことができません。

そこで今回は、まず、「海藻」ってどんな生き物なの?というところから、そして、なぜ海の森は消失するのか、消失するとどのような影響があるのかまで、水産技術研究所の島袋 寛盛さんに、最新の研究成果をもとに教えていただき、海藻の世界から考える屋久島について、一緒に考えてみたいと思います。

題して、「藻類が支える海のにぎわい〜屋久島の藻場はなぜ消えたのか」。
どうぞ、お楽しみに!

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◇日時:7月8日(金)20時~21時30分
◇参加費:無料
◇参加方法:オンライン(Zoom)での開催です。
こちらのチケットをお申込頂き、時間になりましたらマイページからご参加ください。
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【当日のお話し内容】
・海藻ってどんな生き物?
・なぜ海の森は消失するのか?
・海藻が消失することの影響とは?

※21時頃まで講演、その後、質疑応答&交流会30分程度を予定しております。
※今回はセミナー形式のお話しになります。屋久島の風景のLIVE中継は行いません。
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【講師のプロフィール】
島袋 寛盛(しまぶくろ ひろもり)さん
(国立研究開発法人水産研究・教育機構水産技術研究所)

鹿児島大学大学院水産学研究科卒業。水産学博士。
エビやカニなどの甲殻類に興味があり大学に進学するも、
大学の授業で、海藻の色鮮やかさや形態の多様性に驚き、藻類の研究室へ。
藻場を形成するホンダワラ属の分類学的研究で学位取得。
大学やNPO法人での研究員を経て現職。
藻場の保全や機能評価、生態系モニタリング、
藻類養殖まで海産植物に関わるあらゆる研究に従事している。

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