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子育てするサンゴ  屋久島と種子島に分布する希少種 ハナサンゴモドキ

今回のテーマは、美しい屋久島の海に生きるサンゴ。
希少種「ハナサンゴモドキ」から見る、幻想的なサンゴの子育てと保全のお話です。

夏の夜、月の光に照らされて、サンゴが一斉に産卵する幻想的なシーンを、
皆さん一度は、テレビ等で見たことがあるかもしれません。

これは卵と精子が入ったカプセル(バンドル)が放出されているのですが、
屋久島でも発見された「ハナサンゴモドキ」は、
なんとメスの体内で赤ちゃん(プラヌラ幼生)が発生し、
成長した後に出産する、まさに「子育て」する不思議なサンゴなのです。

美しく不思議なこのサンゴには、まだまだ分かっていない部分も多く、
限られた繁殖方法と分布から、今後の保全への課題もあります。

まずはサンゴとは何かを知り、
屋久島に生きるハナサンゴモドキを通して、
屋久島から日本の、そして世界の海へと視野を広げてみましょう。

今回は、いおワールドかごしま水族館の展示課学習交流係所属の出羽 尚子さんに、
知られざるサンゴの、不思議な生態についてお話していただきます。

題して、「子育てするサンゴ~屋久島と種子島に分布する希少種 ハナサンゴモドキ」。
どうぞ、お楽しみに!