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屋久島から考える世界遺産のジレンマ

今回のテーマは、「世界遺産と自然保護行政」という、これまでの回とはまた違った切り口から屋久島を知り、屋久島をはじめ、日本の、そして世界の自然保護の未来を考えるお話です。
1993年に日本で初の「世界遺産」の一つとして登録された屋久島。樹齢千年を超える屋久杉や苔が繁茂する原生的な森林、花崗岩が削られた渓流が織り成す絶景は、「森と水の芸術」であり、島、そのものがミュージアムと言える「自然遺産」です。
そんな屋久島でここ近年問われてきたのが、観光振興と自然保護のバランスとジレンマ。「世界遺産」に登録されたことで知名度が上がり、観光促進したポジティブな面と、しかし、観光客のキャパシティが増えすぎて起こり始めた自然へのダメージ。
恵まれた自然環境を保護しながら、学びや体験もできる観光のあり方を目指す、持続可能な「エコツーリズム」を推進する屋久島で、自然と絶景を守るために、今、そしてこれから、私たちにできることとは?観光と自然保護の両立を目指す道を、一緒に学んでみましょう。
今回の講師は、
世界遺産の保全管理や持続可能なエコツーリズムについて研究される、九州大学アジア・オセアニア研究教育機構准教授の田中 俊徳さん。「世界遺産」である屋久島の自然保護の現在と未来について、お話していただきます。
題して、「屋久島から考える世界遺産のジレンマ」。どうぞ、お楽しみに!
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◇日時:2月15日(火)20時~21時30分
◇参加費:無料
◇参加方法:オンライン(Zoom)での開催です。
こちらのチケットを申込頂き、時間になりましたらマイページからご参加ください。
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【当日のお話し内容】
・屋久島でエコツアーガイドをやった頃の話
・『世界遺産』の実像と虚像
・国立公園ってどんな制度?(アメリカとは全然違います)
・自然保護行政の現在と未来
※21時頃まで講演、その後、質疑応答&交流会30分程度を予定しております。
※今回はセミナー形式のお話しになります。屋久島の風景のLIVE中継は行いません。
 
【講師のプロフィール】
田中 俊徳(たなか としのり)さん
(九州大学アジア・オセアニア研究教育機構 准教授)
鹿児島県出身。
大阪大学で歴史学を学んだ後、京都大学大学院にて環境政策を専攻。
博士(地球環境学/京都大学)。
ユネスコ本部世界遺産センター研修員、
東京大学大学院新領域創成科学研究科 准教授などを経て現職。
専門は環境政策・ガバナンス論。
世界遺産や国立公園を対象に、自然の保護と利用の仕組みについて研究。
IUCN環境法委員会メンバー。
世界自然遺産『奄美・沖縄』観光管理タスクフォース委員等も務める。
おもな著書に、
『森のめぐみと生物文化多様性』(編著、森林文化協会、2017年)
『環境問題と法』(分担、法律文化社、2022年)
『日本における環境条約の国内実施』(分担、商事法務、2020年)
『ユネスコエコパーク』(分担、京都大学学術出版会、2019年)
『国立公園論』(分担、南方新社、2017年)
おもな連載に、
「国立公園行政史の研究」『國立公園』(自然公園財団、2017-2018年)
「自然環境政策の最先端を探る」『グリーン・パワー』(森林文化協会、2015-2017年)